二月に入りもはや半月過ぎて今日は、St.バレンタインデーですね?
昨今は、お茶会も、クリスマス、バレンタインデー、
はたまた、ホワイトデー?とかも、
そのようにデザインされた和菓子が店頭に並んでいて、なんとも楽しい気分になりますね?
一昔前は、和菓子屋さんにクリスマス用のお菓子をお願いしたりしていましたが。。。。
そんなお菓子を見ると茶会を開きたくもなりますね?
そして、そんな茶会は、初めての方も参加しやすいですよね?
初めて、お茶室に招かれたら?どうしよう・・・
でも大丈夫なんですよ~
お茶室に入る時、初めてのときは特に
「周りの方、先の人に合わせて、
茶道を良くご存知の方のなさるようにやっていると間違い無い、
先輩方のなさるようになさい~」といわれます。
そして、皆同じように振るまい、同じような言葉を使い、同じような着物を着て同じような表情で座っています。
なんだか皆同じで、またそれも、戸惑いもするのですが。。。
それは、ペースを合わせるのでペーシングと言われている、所作なのです。
私たちは普段は気づいていませんが、心が通じている相手とは良く似てきます。仲の良いご夫婦が表情や動作までそっくりになってくるのもそうです。
同調してくるのです。人は、ともにいると共鳴しあう存在です。
私たちは、同じような動作をし、同じような言葉を話す人は、本能的に自分と同じ種類の人という認識をします。
つまり自分の味方、敵ではない、と判断するのですね。
安全で安心できる仲間という感覚です。
それは太古の昔、まだ言葉がなかったころの記憶なのかもしれません。出会った瞬間、私たちはこういったことを行っているわけです。
喫茶室で、仲むつまじい男女が、一人がカップに手をやると向かいの人も同じようにお茶を飲んでいる。
楽しそうな女性客は、共に笑い、共にうなずく、
同じような動作で椅子から転げそうになっておなかを抱えている。
そんな光景に出くわしたことはありませんか。
私たちは楽しく話していると、表情や動作声の調子が似てきます。
つまり心が通じ合って居心地がよくなってくると、同調しはじめます。
もし、そういう居心地の良い状態を作りたいときは、相手に調子を合わせるといいわけです。単純明快です。
ですから茶室では、皆が同じように動作することで、非言語のレベル、
つまり無意識につながっている感覚の部分での同調が起こってきます。
この状態をラポールといいます。心が通じ合っている状態です。
言葉も合わせるといいですが、まず、非言語での同調を行うことで、
太古の昔から行っている、より深くて影響の大きいラポールが作れるのです。
お茶席には、正客という、その日のファーストゲストが、一番上座に座っておいでです。
今日の一番のお客様です。その方に敬意を表して、その方に添う、
つまり、合わせて、その方に準じて、行動いたします。
正客はその日の代表ですから、皆のこと、一同をよく観察し、全員に気配り目配りします。
つまり、一人ひとりを大切にしているということです。
ですから、最も上座にいる方に合わせて、皆が、動作するということになります。
これは、初めての方にとっては、居心地よく入れるのではないかと思います。
正客にそう。第一のゲストに合わせて、その方のなさるように、いたします。すると、戸惑うこともなく迷うこともなく、ご一緒にお茶を楽しむことができるのですね~
初めてでも大丈夫!
「皆様ご一緒に~」
動作を合わせて、言葉も、話題も併せていると、
そうです、心もあってくるから、不思議ですね!
ぜひ、お茶会に誘われたら、参加してみてくださいね~
大丈夫~! 正客、周りの方に合わせていたらいいのですから・・・
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和・美・場
日本人は古来より、その美しさを価値判断の基準としてきました。 潔さ、もののあわれ、滅びゆくものへの愛しみ、生まれゆくものへの祝福など、 在り方としての美しさを愛でてきたように思います。 そんな日本人が持って生まれた美しさへの思いを共有し、形にするところ~が、和・美・場~です。 和・美・場では、茶道を通して日本の美しさ、日本人の美への希求を分かち合いたいと思います。
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